アルパインF#1Status CDA-7990J
ご存知の方も多いと思いますがドイツ・2001-2002European Car Audio Award受賞、
アメリカ・イノベーション2001大賞受賞、フランス・カーハイファイ受賞
そして日本でも日刊自動車新聞用品大賞2001受賞と言う数多くの賞を受賞している事は有名です。
元々はマルチメディアマネージャーのPXA-H900(発売時¥380.000)と組み合わせて、
サウンドチューニングが可能では御座いますが単体でもかなりのスペックを叩き出してくれる事は間違えないと思います。
高音質ディスクの最小位1bitに託されたデリケートな音楽性まで、歪なく正確に後段へ伝える
超高精度のコンプリートデジタルサーキットCDA-7990Jを今、当方の比較視聴の場に…。
Juba7909J生誕から10年、流石に当時グッドデザイン賞を受賞しただけの事はあるその実に高級な
フェイスパネルのデザインは、まさに新世代のアルパインと言う感じがします
(それでも発売開始から10年以上経過しておりますが…)。
20mmのアルミ削り出しの電子ボリュームと操作性も申し分ありませんが、
当方的にはJubaの様なアナログボリュームの方が好きでは御座いますが…。
個人的に気になる部分は他のCDユニットからすると右ハンドルの国産車では
選曲ボタンが一番左側にあり少し使いずらくなってしまった事。
イルミの色はブルーとグリーンに選択が出来、元々7909Jからの変更をした人は
グリーンで使用している方が多いかな?と思う。
スペック〜CD部・サインマグニチュード24bit(バーブラウン社製Kランク)、
周波数特性:5Hz〜20.000Hz(±1dB)以上、S/N比:120dB(1kHz)以上、
ダイナミックレンジ:100dB以上(1kHz)、チャンネルセパレーション:110dB以上(1kHz)、
ワウフラッター:測定限界以下、高調波歪率:0.002%(1kHz)以下、
共通部・出力レベル:5V/10KΩ、重量:1.5kg、発売時価格:¥280.000(税別)。
とうとう7909Jとの比較視聴になってしまいました。
7990Jの方が良い様に思えますが聴くまで分かりませんし、
はじめての体験で気持ちもウキウキしております。
ここまで高級なCDプレイヤーでは下手なアンプでの視聴は行いたくないのですが、、
高い表現力とユニットに対する信頼性は当時のキャッチフレーズ”Power from the Gods”
に裏切られない性能が期待されると言う、ハイフォニックスの4chアンプGEMINIと
オーディオ業界の巨匠ロバート・ゼフが作り上げた渾身の逸品ARCオーディオの4chアンプ、
4100Signature Edision(発売価格¥250.000税別)を選択しました。
流石は7990Jと言ったところ、素晴らしい出来に仕上がっている。
どちらかと言えば音質は柔らかめといった感じを受けるが、
一音一音が正確でハッキリしている。
変な音は一切出さず伸びる所は綺麗にに伸び引く所はビシッと引く辺りは、
スペック文でもお解りの様にセパレーションの高さが証明されている。
リファレンスに使用している7909Jとの違いはS/Nの圧倒的良さ!明らかに低域の解像度が向上しており、。
ステージングにおいても更に楽器が見事に奥へ配置されヴォーカルは前でキチンと歌ってくれている。
F#1Status恐るべしといった感じでJubaが若干ノイズっぽく感じて来るため、、
10年の歳月を経て製作されたテクノロジーの違いがハッキリした証ではないでしょうか。
線が太くて綺麗で優しい、ハッキリした音の中にも柔らかさがある。
今まで視聴してきた中では最高クラスではあるものの、車自体が静かでないと7990Jの良さは解らない。
ロードノイズやエンジンの振動音がビシバシ車内に入ってくるような環境で使用すると、
ただ綺麗な音だけで終わりがちになる。そして車内でこの良さを表現するのにはそれなりの覚悟が必要で、
あやまった事になればリファレンス機で使用して来た7909J搭載車あたりにも軽々アシラワレテしまいそうな傾向があると思う。
ただ一つ7990Jの気になる所はちょっと無駄にエコーが掛かっているように思われたが、
選択した視聴用アンプとの相性かも知れません?。更に足回りのガチガチな車での使用、
荒っぽく車を運転している方にはこの機器では致命的ではあるものの、
カウンター表示部の故障(ドット抜け)を早めてしまうため車も考えて使用した方が無難である。
この故障だけで修理代¥20.000弱位は掛かるらしく、前のオーナーがどの様な環境で使用していたのか?
修理しても直ぐにドットが抜けてしまう癖が付いていないか?が気になり中古で安く見付けても、
そこのところは要注意と言っておきます。