リンカーン MK−[ オーナー鯨井様
〜100万円システム例
実は綺麗にオールペンがされているリンカーンMk-[。
愛車へのオーディオの拘りは人一倍のオーナー鯨井様はとても前向きな方です。
ヘッドユニットにはDENONの全世界1000台の限定モデル、DCT-Z1を採用。
当時メーカーでいいシリアルナンバーが欲しいと言ったらNo.0246でした。
現在ではこのDENONもカーオーディオの世界から撤退してしまいました。
本当に残念でなりませんね。
Z1の上には高精細なインチWVGAディスプレイ採用の
イクリプスAVナビシステムAVN076HD(持ち込み)も搭載し
CDもDVDも高い水準で楽しめる様になって御座います。
アンプはアルファーオーディオが代理店をやっていた最後の(現在イースコーポレーション)JLオーディオ、
300/4と450/4の2台のアンプをトランクへ立て置きに搭載してみました。
リンカーンはトランクも広く荷物がいっぱい乗せられるという事で、
出来る限りスペースは潰さないでと言うオーナーからの要望でシンプルにインストールしてみました。
トランク上部にはナカミチのデバイス機器EC-302(持ち込み)を取りつけて、
調整はトランクに潜り込まないとちょっとやりずらいのですがこれ又、シンプルに製作してみました。
因みにヒューズブロックとPhaseのキャパシターPSC-1.0もこの場所にまとめて装着してあります。
スピーカーはフォーカルTN-51(トゥイーター)と6K2P(ミッドウーファー)を
アウターバッフルを製作しインストール。
製作前にノーマルのドアの写真を撮っておけばよかったな〜。
元々リンカーンの純正には4×6?3×5?インチクラスの
小さいオーバル型のスピーカーが採用されておりまして
その上、運転席側はスピーカー部の真下にトランク開閉用の
スイッチ等が付いているという厄介なものでした。
これに6インチを取りつけるのには結構苦労しましたねぇ〜。
リンカーンというアメ車の結構ぶ厚いドアの鉄板を6インチのミッドウーファーの背圧が
キチンと抜ける様にジグソーで穴を大きくあけ直し新刃を3本も折りました。
バッフルのスラントの削りだし作業は、取り付けては外しの繰り返しで微調整。
スピーカーが付いてもトランク開閉等のスイッチが使えなかったり、
使いづらかったりでは意味がありませんし逆にスピーカーが変な方に向いていては
良い音も望めないし〜と考えながら製作致しました。
オーナーが知人から頂いたというロックフォードの
12インチサブウーファーRFP2812を2発。
これ又、分厚い鉄板をジグソーで大きく穴をあけ(新刃7本も折りました)搭載。
これは、手伝いに来たオーナーにやって貰いました。
これで少しは当方の苦労も分かった事と思うぞ〜。
なんかちょっと見た目がサマにならないので、
ロックフォードの新品のグリルP3S12Gを使用してみました。
現在、友達にもご機嫌なサウンドを聴かせてあげているというオーナーの鯨井さん。
今度マックおごってねぇ〜
仕様〜CDプレイヤー:DENON DCT-Z1(Silal No.0246)AVナビシステム:イクリプスAVN076HD、
デバイス機器:ナカミチEC-302、アンプ:JLオーディオ300/4450/4、スピーカー:フォーカルTN-516K2P、
サブウーファー:ロックフォードRFP2812、サブウーファー用グリル:ロックフォードP3S12G、
キャパシター:Phase PSC-1.0CloudNine CAP33他、
この金額まで行くと結構マニアックなお客様が多く、
中古品でも割と発売時高額だった商品を的確にチョイスしてきます。
又、マルチアンプや当方ワンオフのN.Wでバイワイヤー仕様に
するなんて言うのもこの予算金額の方には多い様です。
鯨井さんのリンカーンを製作するにはそれなりの時間と日数をきっちり頂き、
腰を落ち着かせて色々と考えながら仕事が出来ました。
デバイス機器やサブウーファー等は持ち込みでしたが、
その分に工賃が発生するところはオーナー自ら良く手伝いに来てくれて
「この人って前向きなんだなぁ〜」って感心させられ、
その上色んな事を質問してくる勉強熱心なお客様でした。
苦労の末に要約完成したそのサウンドクオリティーはまさに緻密。
高中低域は共に分解能力が高く、特に高域の解像度は飛びぬけて良かった。
音数においてはピカイチでスピード感においてもレベルが高い。
じっくりと時間をかけて製作出来たし、なんか仕事をしていて自分の愛車を
いじっている様な気がして本当に当方の愛情?がこもった一台でした。
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